お寺の縁起
当山般若寺は、奈良時代の高僧「行基」菩薩が、東関東遊化の際に鹿島砂山弁財天(当山般若寺より1.5キロ東の弁天山)に登り弁財天を拝し、十一面観音を感得され、同尊像を刻し一宇を建てられたのが始まりとされております。
その後、天福元年(西暦1233年)開山第一世「道教」により本堂が整備され、現住職第四十四世橋本定桂に至るまで1200年の法灯を伝えております。
お寺について
当山般若寺は真言宗智山派の寺院です。真言宗は平安時代に弘法大師空海が開かれた伝統仏教の宗派です。
真言宗智山派は、京都にある智積院を総本山とし大本山に成田山新勝寺、川崎大師平間寺、高尾山薬王院があります。
鹿島砂山弁財天と般若寺
般若寺の縁起にも深く関係している鹿島砂山弁財天は、正式には鹿生島弁財天と言い古くは当山般若寺が鹿生島弁財天の別当寺院を務めておりました。般若寺より東側1.5キロほどの場所にあり、現在は鹿島臨海工業地帯の工業団地の中となっています。その為参拝に不便であるという理由で弁天様のご神体は般若寺境内へと移転されております。
江戸時代の仙台伊達家の海図にも航海の目印として記載されている弁天様は大変ご利益があります。
関係寺院
真言宗智山派
総本山智積院
当山兼務寺院
- 歓喜院
茨城県神栖市知手2620番地 - 淨動院
茨城県神栖市萩原213番地 - 花光院
茨城県神栖市石神702番地 - 東漸寺
茨城県神栖市高浜939番地 - 極楽寺
茨城県神栖市筒井1250番地
